情報
精神科療養病棟実績(平成29年度)
全入院患者のうちリハビリテーションの処方がおりている対象者
まごころA棟・・・91.1% まごころB棟・・・93.9%
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疾患割合
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年齢層割合
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入院期間
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退院先
認知症治療病棟実績(平成30年度)
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疾患割合
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重症度割合
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入院期間
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退院先
回復期リハビリテーション病棟実績(令和2年度)
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疾患割合
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年齢層割合
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紹介元医療圏
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退院先
令和2年の傾向として、全体の患者さんの紹介数は減少傾向でした。また、新型コロナウイルス感染後の廃用症候群によるリハビリの受け入れがありました。
全体の年齢層は変わらず75歳以上が半分以上を占めております。多様化するニーズに対応すべく病棟運営に工夫を要する場面もございますが、当院の強みでもある精神科医師、認知症専門医師との院内連携を行い、他関係機関の皆様のお力も借りながら、患者様・ご家族の希望に沿い地域生活の再設計を目指すお手伝いをして参りたいと思います。
ピックアップ
認知症初期集中支援チームについて
認知症初期集中支援チームとは厚労省の施策によって全国の市町村に設置されているもので、認知症の方で医療や介護のサービスにつながっていない方や困難なケースに対して訪問してチームで関わるものです。保健や医療や介護の関係者がチーム員となっています。
当院では認知症専門医と地域連携室のスタッフが関わって川崎町・村田町・蔵王町に定期的に訪問し、指導や患者さんのお宅の訪問などを行っています。
チームで関わることで会議ではさまざまな観点からの検討がなされて、困難なケースも道が切り開かれていくことを実感しています。
- 川崎町 認知症初期集中支援チーム
- 村田町 認知症初期集中支援チーム
- 蔵王町 認知症初期集中支援チーム
磁気刺激装置
当院では、磁気刺激装置(パスリーダー)を新たに導入いたしました。
末梢神経に対し磁気による痛みのない刺激を与えることができる機器で、麻痺の改善による日常生活動作の再獲得が期待できます。
パルス磁気刺激は電極を使用しない刺激の為、衣服の上からも使用でき痛みもありません。
MRI・X線レントゲン
当院のMRI装置は「検査時の開放感」、「リラックスできる静かな環境」を重視したモデルを採用いたしました。
その他、院内でレントゲン検査、血液(電解質・CRPなど)、脳波検査、心電図検査、超音波検査も可能となっております。
上記の検査につきましては、外来診察時間に即日対応可能となっております。
治療抵抗性統合失調症治療薬 クロザピン
東北医科薬科大学病院精神科、ならびに同院血液・リウマチ科のご協力を頂き、同院との提携を経て令和4年12月、この川崎こころ病院にて治療抵抗性統合失調症治療薬であるクロザピンを導入するに至りました。クロザピンは主に白血球減少症の副作用のリスクが知られており、使用にあたっては厳重な取り決めがあります。しかし、治療効果も期待できる薬剤です。
宮城県は残念ながら全国平均に比べクロザピン普及率が低い水準にあります。そういった中で、県南地域に位置する当院がクロザピン登録病院となり使用できるに至ったことには大きな意義があると考えます。このことが宮城県の統合失調症治療の貢献に少しでも繋がれば、という思いで、スタッフ一同、熱心に取り組んでいます。
認定医
石井 洋(いしい ひろし)
- 老年精神医学会専門医
精神科専門薬剤師
当院、薬剤科の植松主任が「精神科専門薬剤師」の資格を取得しました。
日本病院薬剤師会が認定する精神科専門薬剤師は精神科薬物療法認定薬剤師の上位資格です。
精神科専門薬剤師は、精神疾患と向精神薬に関する幅広い知識を持ち、医師と共同し患者に適切な薬物療法を提案することが求められます。
また、精神科の臨床経験に加え、学会発表や論文執筆などの研究能力を有することが必須となる資格です。
精神科薬物療法認定薬剤師
当院、薬剤科の植松主任が「精神科薬物療法認定薬剤師(日本病院薬剤師会)」の資格を取得いたしました。
「精神科薬物療法認定薬剤師」とは、精神科医療に精通した薬剤師として患者様やそのご家族が安心して相談できる薬剤師であり、精神疾患領域における薬物療法等で主治医と共同し、高度なレベルでの支援が可能な薬剤師の資格です。
Skype面談
地域医療連携室ではSkype面談をご利用いただくことが可能です。
詳細は地域医療連携室へお問い合わせください。
院長コラム
院長コラムでは病院での取り組み、トピックス、医学情報から日常の些細な出来事まで、院長 石井の視点で情報を発信いたします。
また院長 石井のインスタグラムも公開しております。皆さんぜひご覧ください。