宮城県柴田郡川崎町大字川内字北川原山72番地
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院長コラム

「風の谷という希望」

安宅和人さんの『「風の谷」という希望』という本を読みました。安宅さんは『まずイシューからはじめよ』などの著書で有名な方ですが本書は950ページを超える分厚いものです。テーマは日本のみならず先進国の多くで都市部にばかり人口が集中し地方から人がいなくなってしまう状況に対して危機感を抱きその対策を考えてみたというものです。私の病院がある川崎町も人口減少が著しい地域なので本書に関心をもちました。

「風の谷」というのは『風の谷のナウシカ』という宮崎駿監督のアニメの中に出てくる人と自然が共存した村落のことなのですが本書のなかではテクノロジーを用いて人と自然が豊かに生きる未来をイメージしています。単なる地域おこしの次元を超えて数百年つづくムーブメントとして日本だけではなく世界中に広がっていけばいいというのが著者たちの想いです。さまざまな地域の現地調査をはじめとして多くのデータや知見を駆使して何とかこのムーブメントを成功させたいという著者たちの熱量に圧倒されました。

経済合理性だけに押し流されるのではなく新しい希望を後代に残すためには明確なビジョンと意志を持って仲間が集まって物事に取り組んでいかなければならない。自分には何ができるのだろうと考えさせられました。

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