公開日2025.8.7
精神科領域では最近はリカバリーという考え方が注目されています。これまでは疾患を治すことに医療のあり方がフォーカスされてきたのですが、それ以上に疾患をもった方々の人生そのものをささえていこうというアプローチです。その背景には精神疾患をもっていても良い人生を送ることはできるという考え方があります。重視される5つのポイントとしてCHIMEがあります。
Cはつながり(connectedness)、Hは希望(hope)、Iはアイデンティティ(identity)、Mは人生の意味や目的(meaning)、Eはエンパワメント=力づける(empowerment)です。これまでは医療者が中心になってその方の良き人生を考えるようなかたちでしたが、そうではなく疾患をもった方その人自身が治療のあり方を含めて自分の人生を選択していくことが大切だと考えます。
私が特に重要だと思うのは「つながり」という点です。友人や家族や社会とよい形でつながりつつ、前向きに生きることが望ましい人生の基本ではないでしょうか? 世の中の進歩にともない精神医療の分野もさまざまに変化しています。